意識の長老との出会い
意識の街を歩いているうちに、 不思議と心が落ち着いてきました。

ここは、 とても居心地のいい場所です。

信号もある。
電車もある。
カフェもある。
誰かと話すこともできる。

それでも――

ふと、 元の世界のことを思い出しました。
「元の世界へ戻りたい。」
クマムシおばちゃんに案内され、 街の一番高い場所にある 「意識の神殿」 へ向かいました。

そこに、 意識の長老がいました。

私たちはお願いしました。
「元の世界へ戻してください。」
意識の長老
「元の世界へ戻るのですね。」

「……わかりました。」

ただし――
「戻るためには、
ひとつだけお願いがあります。」

「棺桶に入って、
少しのあいだ眠ってください。」

「それが、
戻るための扉になります。」
棺桶。

どう考えても、 少し嫌な予感がします。

でも、 元の世界へ帰る方法は それしかないようです。
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